在庫とは資金です。過剰在庫は資金を眠らせている状態といえます。業績が良くない企業では売上拡大を求めるあまり、過剰在庫になる場合もあります。そうした企業では棚卸がおろそかになりがちです。

在庫管理(1)で述べたような在庫管理がなかなか行われず、帳簿と実在庫が合わないという場合が多くあります。だからこそ棚卸を行って、実在庫と帳簿が合わない理由を追求する必要があります。

棚卸の頻度ですが、年1回や半年に1回では少ないため、毎月行うべきでしょう。

棚卸によってわかることも多く、売れ筋商品や死筋商品、営業からの売上予測の正確性など管理する側で把握することで、営業や生産側にいろいろと提案できることもあります。

是非、社員の方に棚卸の必要性を理解してもらい、実践してください。業績改善の第一歩となります。