損益分岐点の改善方法

損益分岐点分析により、黒字化するために必要となる売上高(損益分岐点を上回る売上高)が分かります。

対策には、売上高を上げるのが一番簡単のようですが、顧客もあり、直ちに効果を生むことはできません。

一方で、変動費や固定費は自社の内部のことなので、これらを削減することによっても、現在の売上高のままでも損益分岐点を下げることができ、ひいては黒字化することができると理解できると思います。

ここが、損益分岐点分析の一番重要なところです。

売上高を上げなくても、黒字化を達成することができるのです。あたりまえのようですが、数値でみれば、どの程度変動費や固定費を削減すれば良いか、シュミレーション可能ですから、やる気も起きると思います。

まずは、固定費を良く見直しことが重要です。

もう一度、固定費を見直してみたいと思います。

【製造業】
  固定費   直接労務費、間接労務費、福利厚生費、減価償却
        費、賃借料、保険料、繕料、水道光熱費、旅費、交
        通費、その他製造経費、販売員給料手当、通信費、
        支払運賃、荷造費、消耗品費、広告費、宣伝費、交
        際・接待費、その他販売費、役員給料手当、事務員
        (管理部)・販売員給料手当、支払利息、割引料、
        従業員教育費、租税公課、研究開発費、その他管理        費

労務費、福利厚生費はなかなか難しいので、他の部分から、聖域を設けずに見直すことが必要だと思います。

水道光熱費、旅費、通信費、支払運賃、荷造費、広告費、宣伝費、交際・接待費など。いかがでしょうか。まだまだ見直せる部分がおおいのではないでしょうか。