問題解決とは、すべてのビジネスの現場で日々必要とされる普遍的な仕事の進め方である。たとえば、トヨタ自動車では、過去40年以上にわたり、部門を問わずすべての社員にTBP(トヨタ・ビジネス・プラクティス)というトヨタ流の問題解決手法を実践させている。

ビジネスは日々、問題解決の連続である。

問題解決には手順があり、その考え方を知らないがゆえに、目先のモグラたたきを繰り返していることが多い。仕事を効率的効果的に進めるためには手順を学ぶ必要がある。

一例としてトヨタの8ステップがある。
ステップ1 問題を明確にする
ステップ2 現状を把握する
ステップ3 目標を設定する
ステップ4 真因を考え抜く
ステップ5 対策計画を立てる
ステップ6 対策を実施する
ステップ7 効果を確認する
ステップ8 成果を定着させる

さらに各ステップには手順がある。
特に重要なのが、ステップ2、4,5である。

モグラたたきとは、ステップ1からステップ5に行く対策ありきの失敗をいう。ステップ2本当の問題点をしっかり探し、ステップ4でその本当の原因(真因)をつかまなければ、本当の対策は打てない。