コスト削減策には、固定費削減と変動費削減があります。
固定費は自社内部で行えるものですから、削減を実際には、固定費削減の方が取り組みやすいといえます。ただしある程度取り組むと限界が生じるのも事実です。そのため変動費の削減も課題となります。
また固定費と変動費の削減では、変動費の削減の方が損益分岐点を低下させるという点では、効果が大きいと一般的には言えます。
製造業の場合の変動費をもう一度見てみましょう。
変動費 直接材料費、買入部品費、外注費、間接材料費、そ
の他直接経費、重油等燃料費、当期製品知仕入原
価、当期製品棚卸高―期末製品棚卸高、酒税。
材料費、部品費、外注費など固定費同様に、例外なく徹底的に内容を見直すとともに、調達先、外注先とは粘り強く、交渉を続けることが必要です。