使い方

  • 各項目を □できている/△一部/×未対応 でチェック
  • ×が多い項目=2026年度の経営リスク
  • 点数よりも「理由」を言語化することが目的

Ⅰ.法制度・ガバナンス対応(2026年問題)

□ 物流を担当する責任者(CLO相当)が明確に決まっている
□ 物流改善について経営会議で定期的に報告・議論
している
□ 物流効率化の中長期計画(数値目標つき)を持っている
□ 荷待ち・荷役・積載率などの定量データを把握
している
□ 法改正・行政要請への対応を現場任せにしていない

👉 ポイント
「担当者はいるが、権限がない」状態は未対応と同じ


Ⅱ.荷待ち・荷役(最優先改善項目)

□ トラックの待機時間を把握している
□ 予約受付・バース管理などで待機削減の仕組みがある
□ 手積み・手卸しが必要な理由を説明できる
□ パレット化・フォークリフト前提の設計になっている
□ 荷役作業の負担を運賃・契約条件に反映している

👉 ポイント
荷待ち・荷役は「最も効果が出やすく、最も放置されやすい」


Ⅲ.積載効率・発注設計

□ 積載率(満載率)を把握している
□ 小口・多頻度発注が常態化していないか見直している
□ 他荷主との共同配送・混載を検討している
□ 発注ロット・頻度を「慣習」ではなく理由で決めている
□ 緊急出荷・例外対応のルールが決まっている

👉 ポイント
積載効率は「物流会社の努力」ではなく「荷主の設計」


Ⅳ.発着の平準化(波動対策)

□ 出荷・納品が特定曜日・時間帯に集中していない
□ 納品時間指定の必要性を説明できる
□ 締め時間・納品リードタイムを見直している
□ 繁忙期・月末月初の特別ルールがある
□ 「急がない荷物」を分けて考えている

👉 ポイント
波動をならす=輸送力不足への最短ルート


Ⅴ.契約・価格転嫁

□ 運賃と付帯作業(荷役・待機)が契約で明確になっている
□ 燃料費・人件費上昇を無視した契約になっていない
□ 年1回以上、物流条件の見直しを行っている
□ 値上げ=悪、ではなく供給継続の条件として理解している
□ 「安さ」だけで委託先を選んでいない

👉 ポイント
安さの追求は、将来の供給停止リスクを高める


Ⅵ.輸送力不足・BCP視点

□ 特定キャリア・特定拠点への依存が高すぎない
□ 輸送できない場合の代替ルート・優先順位が決まっている
□ 災害時に「何を諦めるか」を決めている
□ 物流を止めた場合の事業影響を説明できる
□ BCPが「紙」ではなく、判断基準として使える

👉 ポイント
BCPは現場対応ではなく、経営判断の事前化


Ⅶ.サステナビリティ(今後必須)

□ 物流由来CO₂(Scope3)を把握している
□ モーダルシフト・共同配送を検討している
□ 環境対応を「努力目標」で終わらせていない
□ 取引先に丸投げしていない
□ 環境対応とコストのトレードオフを議論している

👉 ポイント
物流を変えずに脱炭素は達成できない


Ⅷ.総合判定(記入用)

  • 特に問題ない点
    例:
  • 2026年度に放置すると危険な点(上位3つ)


  • まず3か月以内にやること


このチェックリストの要点

2026年度の物流は、

「運べる前提」で設計している企業ほど危険
です。

物流は

  • 現場の問題ではなく
  • 取引先の問題でもなく

荷主自身の経営設計の問題になっています。