『経済成長の起源』マーク・コヤマ ジャレド・ルービン

経済成長にはマイナス面がともなう点についても意識はしている。その最たるものこそ気候変動にほかならない。

人類が地球上で生活するために必要な生態系そのものを破壊すれば、経済的な繁栄という果実を享受することはできなくなってしまう。

人類が気候変動を生き抜いているのであれば、その問いの答えはおそらく技術の進歩のうちにあるだろう。

その 時点 において もっとも 緊急 を 要する 課題 の 解決 に 頭脳 を 使う こと が できれ ば、 技術 が 進歩 し て いく 確率 は はるか に 高まる はず だ。 数 十 億 の 頭脳 を、 貧困 から 解放 し、 地球温暖化 の よう な 問題 解決 に 役立てる こと こそ、 おそらく 私 たち が 託 せる 最大 の 希望 だ。 現代 の 経済成長 こそ 気候 変動 を もたらし た 主因 かも しれ ない が、 同時に 経済成長 こそ この 問題 に 向き あう 解決 策 の 中心 でも ある。

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