意思決定において第一に考えなければならないことは目的です。目的は、到達しようとする望ましい状態についての何らかの表現ですが、通常それは必ずしも明確に表現されるとは限りません。それを具体的なかたちで明示することが必要で、そのために数量的指標を用い、その希望達成水準を設定します。それが目標です。

意思決定とリーダーシップは循環的なプロセスであるため、どこまでが意思決定の問題であり、どこからがリーダーシップの問題であるかを明確に区別することは困難です。

リーダーシップは優れた意思決定によって強められ、逆に意思決定は強力なリーダーシップによって正当化されます。

優れたリーダーシップによって実行に移された決定は優れた成果を生み、それが次のサイクルでの意思決定の正当化を強めます。