『信念に生きる ネルソン・マンデラの行動哲学』
マンデラは二つのことに気づいた。一つは、忍耐強く慎重でありながら、急進的で大胆に行動することは、相反することではなく両立可能であるということ。そしてもう一つは、物事が進んでいくスピードよりも、物事がどこに向かっているのかという方向性が大切だということである。
「決断力がある人物」というのは、意思決定のスピードが速い人という意味ではない。なぜなら、本当の意味の決断力とは、十分な時間をかけて幅広い角度から分析し、必要とあらば自分の温めていた考えを曲げてでも、最善の判断をする力を指すものだからだ。
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