『Team of Teams』
1980年代、企業は権限委譲(我々(海軍特殊部隊)の言う「意思決定権の分散」を一言で言い表した流行語である)を試みるようになった。
部下が背景と状況を理解し、連携を取り合って主体的に判断できるよう、上の者たちに情報を出させたのだ。意識の共有によって、組織のどのレベルにいる者でも、以前は幹部将校にしかできかった見方ができるようになった。
「権限移譲」という言葉はマネジメントの世界でもよく耳にするようになったが、実際には単に制約を取り払うだけでは危険な行動にしかならない。
それを実践するには、新たに権限を与えられる側が、それを賢く生かせるだけの奥行きのある視野をもっていなければならない。
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